今までずっとオフィスワーカー、セールスのお仕事をしていたのに、転職や異動で仕事環境がガラッと代わり在宅勤務が増えた方いますか?
わたしもその一人です。
社会人になり11年間ずっと営業をしていたのですが、転機が訪れたのは2020年コロナ流行です。当時の会社は上司の言うことは絶対という軍隊式の会社にいたのですが、まぁ「始業時間の1時間前には来い。」「上司より早く帰るのはおかしい」といった暗黙の了解がある会社で、今思えば時代錯誤の会社でした。
そんな会社でさえ、コロナは出社禁止という強制在宅という事態が訪れました。
そこから在宅勤務が増えていきました。当時はめっちゃさぼってた記憶あります・・・焦
営業先に行けないんだもの。(言い訳、、っえ)
徐々にテレワークの機会が増えていき、昨年マーケティング部へ異動になったことでより在宅勤務が激増。急遽リビングでしていた作業をやめ、環境整備を整えるようになりました。
そんな在宅勤務で感じたメリット・デメリットを徹底的に洗い出して、これから在宅をしたい・在宅勤務になる予定の人の参考になればと思います。
在宅勤務(在宅ワーク)と似た言葉にテレワークという言葉があります。テレワークは働く人が任意の場所(家、シェアオフィス、カフェ、職場)で自由に働く場所を変えて仕事をする事を指します。つまり、在宅勤務(ワーク)はテレワークの一種ということですね。
テレワーク実施率の推移
コロナ前から比べると緩やかに増加
コロナ前とコロナ後では急激にテレワークが進んでいます。言わばテレワーク、在宅勤務という働き方の功労者は奇しくもコロナだったという事実があります。
今後、テレワークの割合がどうなるかはわかりませんが、一度根付いた文化や制度というのは、そう簡単には戻りません。
もう会社を選ぶ人の基準にも働き方という価値観は植え付けられてしまっていますよね。
大企業ほどテレワークは進んでいる
上のグラフから見て分かる通り、大企業ほどテレワークが進んでいるのは一目瞭然です。
会社にとっても事業所を縮小し、テレワークへ移行した方が固定費が削減できるメリットがあるからかもしれません。また、人材不足と言われる昨今、人材確保の観点からも働き方の柔軟性が問われる為、大企業の方が進んでいるのではないかと思います。
在宅勤務のメリット
在宅勤務は仕事、プライベートの両方で様々なメリットがあると感じています。そこで、仕事とプライベートを切り分けて取り上げてみました。
仕事編
通勤時間がない
当然ながら、会社へ行く必要がないので通勤費・時間ともに必要がありません。朝早起きもないですし、帰宅が遅くなることもない。もう天国ですよね。
私の場合は片道1時間30分かけて職場に行っていたので、朝は6時前に起き帰りは22時を過ぎる。そんな生活でしたが、今は7時起き、帰りはフリーダム。在宅勤務の恩恵は非常に大きいと思っています。
勤務地の制限がない
これは人によると思うのですが、完全在宅勤務(出社の必要が全くない場合)働く場所を自由に選ぶことができます。もう個人事業主みたいですね。会社規定とかもありますので全員に当てはまるメリットではないですが、もし該当するのであれば「田舎暮らし」「家賃の低い物件」とかそういった選択肢が取れる可能性がありますよね。
私は週3回程度在宅なハイブリッドな働き方なので、どうしても事務所からの距離は考えざるを得なかったです。
一人作業効率があがる
プログラマーなどのエンジニア、経理業務など一人で黙々と作業をする場合は却って一人の方が集中できます。会社にいると、「オタくんさん、〇〇の件で・・・」とか集中したいときに限って声を掛けられる。そして作業が中断。
話が終わって、作業に戻ると「えっと・・・どこまでやったかな?」という事態がよくあります。
もちろんグループワークはグループワークの良さがあるので一人作業がベストというわけではないですが、黙々作業をするには在宅勤務はベストな働き方です。
外食・飲みが減る
会社の人と会わないので、お昼ご飯に高いお金を使う事もないですし、仕事後のお誘いもないです。特に飲み会のお誘いが減るだけでも本当に嬉しい。行けば楽しいのですが、積極的に飲みたい人でもないので回数が減るのはありがたい。
当然、そのために使うお金も減るので交際費という節約にも貢献してくれますよね。
個人的には最もメリットを感じる項目ですw
プライベート編
自己投資がしやすい
通勤時間を計算したことはありますか?往復で〇時間。もちろん電車通勤の間に語学勉強をしたり、資格の勉強もできますが机に向かって勉強することの効率に勝てるわけもありません。
1日24時間しかない中、毎日通勤に消費している時間。そのまま自己投資にあてる時間に使えます。
副業がしやすい
ここ最近では副業可能の会社も増えてきました。働き方改革というやつですね。家にいる時間が増えるので、上で取り上げた自己投資に充てるもよし。副業に使うもよし。
在宅副業の代名詞と言えば、WEBライターやアフィリエイト、Youtuber等、昔と比べると副業できる仕事の範囲も広がってきているので選択肢はたくさんあります。
プライベートの時間が増える
皆さん、プライベートの時間取れてますか?家族との団らんや趣味の時間、仕事に追われる日々だけじゃなくリラックスできる時間って大事ですよね。心のゆとりが仕事の余裕さに繋がりパフォーマンスも向上するってもんですよ。
自由時間をうまく作ることができる働き方も在宅勤務の特権です。
育児・介護との両立がしやすい
育児や介護はどうしても自分でコントロールできない部分でもあります。突然の熱による保育園のお迎えや学校からの呼び出し、介護ヘルパーさんが頼めない状況だと常にそばにいる必要のある介護。本当はもっと働きたいのに働けない。
そんな時間や場所の制約を柔軟に対応することのできる働き方は正直、在宅勤務だけでないでしょうか。
在宅勤務のデメリット
仕事編
孤独感・コミュニケーション不足を感じる
一人で仕事をしていると、周りとのモノサシが無く、自分って今ちゃんとできているだろうか。ほかの同僚はどうしているんだろうか。ふと不安になるときがあります。
わたしもそんな時がたまにあります。その時は無駄に電話を掛けたり、WEB会議を入れたりと少しでも不安を解消する工夫をする必要があります。
上司からの評価が下がるかも
上司のタイプによって異なりますが、上司の立場から見ると部下は何をしているのだろうか。アウトプット(成果物)によっては「さぼってた」と認定される可能性があります。
普段から関係性が良好であれば問題ないと思いますが、往々にしてコミュニケーションの取り方は出社している時よりも在宅勤務の方が気を使います。
もし貴方が在宅勤務やテレワークで上司の評価大丈夫かな?と気にしているのであれば下記の記事をおすすめします。
光熱費が余計に掛かる
家にいる時間が増える=光熱費が余計にかかる。
単純に8時間も家にいたとすれば、それだけで光熱費は出社している時に比べると2倍くらいになります。特に冬は1年間で最も電気代の掛かる時期ですので、気づけばものすごい金額の請求が・・・。
全ての会社が光熱費補助を出してほしいですよね。事務所小っちゃくして良いから・・・
環境を整えるのにお金が掛かる
集中した仕事環境を作ろうと思うと、専用の部屋・場所にデスクを置いて、WEBカメラやモニターなど置いたりとお金と場所が掛かります。
ノートPC一台でリビングのダイニングテーブルでするんだ!という方にとっては関係ない話ですが、
在宅の場合、環境音(同居人の音やペットの音)が入るとWEB会議やリモート商談に支障をきたします。またWEBカメラやコンデンサーマイクなどカメラと声でしかコミュニケーションを取る手段がないのですから、それら電子機器にインターネット回線など、揃えるべきモノのお金が掛かるのです。
仕事のメリハリがなくなる
周りに人がいない=サボろうと思えばいつでもサボれる
性善説を信じたい私ですが、自分で自分をコントロールしないともう一人の自分が誘惑してきます。プライベートと仕事の空間が同じであると、始業時間前からパソコンを触る事もありますし、だんだんと仕事との境界線がわからなくなる時があります。
急なトラブル対応がしづらい
顧客より呼び出しがあった。クレームだ!
システムにトラブルで緊急会議だ!
こういった突発的なトラブルが発生した時に、会社に居れば割とすぐに対応できる事もありますが、在宅勤務だと対応できる範囲が出社している時に比べると限られてしまいます。
プライベート編
家事の負担が増える
家族と一緒に住んでいる場合、仕事をしているのにも関わらず「〇〇お願い」と言われる事も多いですよね。
仕事を中断して、洗濯物を取り込んだり、掃除したり。家にいる人がやるのは当然なので、家事をする機会が増えます。
家事はみんなでやるものですからできる人からやるのは当たり前。
あきらめましょう。しっかりと家事も仕事と認識する姿勢が重要です。
健康に注意する必要がある
出社をするときに比べて、圧倒的に歩行数が減ります。もう一日に1000歩歩いてないんじゃない?ってくらい減ります。
その結果、基礎代謝が落ちて太ったりと健康面に影響が出てくるのも在宅勤務。歩かずにデスクワークばかりしていると腰が悪くなりますよ。
適度に休憩時間に外に出て散歩するなど意識して仕事と休憩のバランスを考える必要があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
在宅勤務をこれからされる方はイメージがつきましたでしょうか。現在、在宅勤務の方は共感する部分が少しはあったのではないでしょうか。
在宅勤務のメリット、デメリットは総じて「時間とコミュニケーションとお金」に関わってくると思います。
在宅勤務は最高!全員やるべきだよというわけでなく、人によっては真逆に捉える人もいますから、下記にまとめとして向いている人を記載してこの記事は終わりにしたいと思います。
在宅勤務が向いている人
☑飲みにケーションが嫌い
☑プライベート時間を大切にしたい
☑自分で仕事をコントロールできる
☑黙々と作業がしたい
☑環境にお金を掛ける事は問題ない
「今の職場環境が嫌で別の働き方を考えてみたい」という考えを持っている方は一度、転職や副業という選択肢を考えてみても良いのかもしれません。
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