副業元年と言われた2018年から副業を始める人がグッと増えてきました。
副業を始める最初の登竜門ともいえるクラウドソーシングについて、「そもそもクラウドソーシングって何?」「クラウドソーシングってどんな仕事ができるの?」って疑問に思う方も多いと思います。
そこで本記事では「クラウドソーシングとは何か?」から「クラウドソーシングで受けることの出来る仕事」を紹介するとともに、初心者が登録したいおすすめクラウドソーシングサイトも併せてご紹介します。
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングという言葉が使われるようになったのは2005年あたりと言われており、歴史としてはすでに市民権を得ている仕事の形になります。
クラウド(群衆)とソーシング(業務委託)を併せた造語で主に企業や個人事業主がインターネットを介して仕事を外注することを指します。
クラウドソーシングの仕事の形は急速に市場規模を拡大しており、2013年は215億円の市場規模に対して2017年1兆4,000億円と桁違いの成長を見せています。
今後もさらに伸びる予測も出ており、企業も注目の仕事の形となってきています。
副業のひとつの選択肢
副業といっても、やり方は非常に様々です。
本記事で紹介しているクラウドソーシングの他には「アルバイト」「パート」「アフィリエイト」「ユーチューバー」など、たくさんの副業のやり方があります。
クラウドソーシングはたくさんある副業の中でも比較的始めやすく、スキルもいらない誰でも出来る仕事もあります。
クラウドソーシングは「成果物に対しての報酬」がほとんどなので、時給換算でなく自分のペースでできる特徴があります。
まずはクラウドソーシングについて学んでいきましょう。
クラウドソーシングサイトによって、できる仕事は異なる
クラウドソーシングを始めるのあたり、クラウドソーシングサイトに登録する必要があります。
国内で展開しているクラウドソーシングサイトの有名どころをピックアップしてみました。
サイト | 仕事の特徴 | 公式 |
---|---|---|
国内最大手で鉄板サイト 出来る仕事の種類が豊富 | 公式 | |
報酬が桁違い ディレクター IT・エンジニア | 公式 | |
手数料が最安値 アンケートや買い物代行など 簡単な仕事もある | 公式 | |
手数料低い 実績に応じたクローズド案件で高い報酬◎ | 公式 | |
クラウドワークスに次ぐ大手サイト 幅広い案件に強み | 公式 |
これかクラウドソーシングを始めるのであれば、全て登録することをお勧めしますが、どのサイトもそれぞれ特徴が異なります。ちなみに上記サイトは登録完全無料で約1分で登録完了することができます。
例えば、ビズシークなどは案件数は少ないものの「買い物代行」など誰でもできる仕事もあれば、クラウドリンクスのように「プログラミング」などの専門知識を必要とするものの時給換算4,500円以上を期待できる仕事があったりします。
それぞれのサイトで仕事募集をしている(外注)案件の種類も数も異なります。
では、クラウドソーシングでどのような仕事があるかをここから説明していきます。
クラウドソージングの仕事の種類【難易度付き】
本項目ではクラウドソーシングで受けることのできる仕事を難易度付きで紹介していきます。
上から順に誰でもできる難易度の低いモノから紹介していますので、参考にしてください。
アンケート調査(難易度)
最も簡単な仕事である「アンケート調査」ですが、ポイ活に近い仕事内容です。
企業などがサービスの裏付けをするために「インターネットのアンケート調査〇〇名の結果より~」などの調査を協力する形で報酬が貰えます。
ちまたに溢れるポイントサイトよりは報酬が高い傾向にありますが、それでも簡単な仕事なためクラウドソージングの中では報酬額は非常に低いです。
報酬額:1件あたり5円~100円
モニター調査(難易度)
モニター調査も簡単にできる仕事のひとつです。
モニター調査は企業が新しい製品を開発するときに「良い点」「悪い点」などをユーザー目線で調査したい時に仕事を依頼することが多い仕事内容です。
一般的には無料で製品やサービスを受注者に送りこみ、実際に使用したレビューを書くことが多いようです。
個人の感想を書くだけの仕事なので、誰にでもできますが報酬は低めですがグループインタビューなど時間が掛かる内容になると高額になることもあります。
報酬額:1件あたり数百円~1万円
クチコミ投稿(難易度)
クチコミ投稿は覆面とも言われ、実際に使用した製品・サービスの口コミを記入する仕事内容です。
発注者がクチコミの数が欲しい時に依頼することが多いのですが、基本的には感想を書くだけの仕事内容なので報酬は低いです。
報酬額:1件あたり5円~100円
データ入力(難易度)
データ入力には「単純なデータ入力」と「テープ起こし」の2つの種類があります。
単純データ入力 | テープ起こし |
---|---|
顧客情報の入力 | 会議の議事録の入力 |
売上・クチコミなどの入力 | インタビュー音声の入力 |
名刺や伝票の入力 | セミナー音声の入力 |
単純なデータ入力は「目」で見た情報をデータ入力をするのに対して、テープ起こしは「耳」で聞いた情報をデータ入力する仕事内容になります。
一般的には「テープ起こし」の方が難易度が高く報酬も高額です。
報酬は1件あたりではなく、文字数に応じて報酬が貰えることがほとんどです。
文字単価:1文字あたり0.1円~1円
イラスト・デザイン(難易度)
絵やデザインが得意な人におすすめな「イラスト・デザイン」関連の仕事です。
主な仕事内容としては下記のようなものがあります。
- ロゴ、バナー作成
- イラスト製作
- 写真編集
- WEBデザイン
- SNS用アイコン
アイコンなどは比較的安価で1枚2,000円前後ですが、WEBデザインなどになってくると数万円レベルの高額報酬になることも。また、趣味レベルからプロレベルまで参入する人も多く、実績がモノをいう世界ですので単価が低くても実績を積む必要がある仕事です。
仕事を受注する際は「コンペ式」となっていることが多く、募集されている内容に対し応募をすることで仕事を受注する形。
報酬額:1件あたり5円~100円
WEBライター(難易度)
ライティング(記事を書く)ことが主となる仕事内容です。
発注者はWEBメディアを運営する企業から、チラシ広告を出したい企業、個人ブロガーのような個人事業主など様々で1文字あたり〇円といった単価報酬がほとんどです。
同じ発注者からリピートを頂くことで、1文字あたりの単価を上げていくのが王道のやり方。
イラスト同様に如何に実績を積むかも重要で、最初は単価が低いですが経験・実績とともに高額報酬に繋がる魅力的な仕事です。
報酬額:1文字あたり0.5円~10円
動画編集(難易度)
ユーチューブの仕事が市民権を得た今日、非常に需要のある動画編集の仕事です。
ライターと異なり、ある程度のPCスキルとデザインセンスが求められるので難易度は少し高めです。
しかしながらPCがある程度操作できる人は編集を学ぶことのできるサービスもあるので、是非チャレンジしたい仕事です。
作業スピードにもよりますが、時給換算で1,000円~2,000円程度。(もちろん実績がつくと、跳ね上がっていきます)
報酬額:1本あたり2,000円~5,000円
音楽・楽曲製作((難易度)
音楽製作は動画編集よりも難易度が高い専門性のある仕事です。
主な仕事内容としては下記の通り。
- オリジナル楽曲の作成
- 店舗用BGMの作成
- 効果音の作成
- ゲームや動画用の音楽作成
- 歌手の楽曲作成
効果音のような短いものもあれば、1曲まるごと依頼するといった大きなプロジェクトのようなものまであり、専門性が高いが故に報酬は高い傾向にあります。
音楽関連のスキルによって報酬はピンキリで、稼げる人と稼げない人の両極端に分かれる仕事内容となっています。
報酬額:1曲あたり5,000円~50,000円
プログラミング・WEB製作(難易度)
最後に紹介するプログラミング・WEB製作は音楽製作に並んで難易度の高い仕事内容です。
主な仕事内容は下記の通り。
- WEB開発
- システム開発
- ゲーム開発
- スマホアプリ開発
- デバッカー(保守)
高い専門知識が必要となってくるので、クラウドソーシングの中でも高単価報酬になりやすい仕事です。
本業がIT関連の方はぜひチャレンジして欲しい仕事ですが、これからIT業界の仕事を探したい人も実績を積むためにクラウドソーシングは有効活用できます。
転職するときに、実務経験の有無を聞かれることが多いですからね。クラウドソーシングで何件かを受注すると、その経験をもとに就職・転職活動が有利となるのは間違いなし。
報酬が魅力的すぎるので、スクールなどで学んでからクラウドソーシングで稼いでいくという方も非常に多いです。
独学だと、はっきり言って実務レベルでは通用しないですからね。
報酬額:1件あたり数万円~数十万円
クラウドソーシング初心者におすすめの仕事
自分ができそうなクラウドソーシングの仕事はありましたでしょうか。
本記事に記載している仕事内容を詳しくみたいと思った方は、クラウドソーシングに登録して実際の募集を見るのが手っ取り早いです。
そこで、初心者におすすめの目的別クラウドソーシングのサイトをご紹介します。
お小遣い稼ぎなら
お小遣い稼ぎであれば、下記2個のサイトは登録しておきたい。
「クラウドワークス」はクラウドソーシングの最大手で、まず最初に全員が登録して欲しいサイトです。案件数も非常に多く、スキマ時間にできる簡単な仕事もすぐに見つかります。
2つめに紹介するのは「ビズシーク」。ビズシークはクラウドソーシングの中でも珍しい「買い物代行」などの募集もあり、クラウドワークスと違った種類の仕事を探すことが出来ます。
ピックアップするのにランサーズも迷ったのですが、クラウドワークスと似ているので最大手のクラウドワークスのみ紹介しています。
本業に近い報酬を目指すなら
本業に近い報酬を最終的に目指すなら、副業をするカテゴリーを「プログラミング」や「イラスト」「音楽編集」などのスキルが必要な仕事をする必要があります。
もし、本業で専門性の高い職務についているのであれば、その知識を生かして仕事をするのはかなり有効です。
これから目指したいという方は、独学で学ぶかスクールで学ぶかしかありませんが、より信用されて実績にも繋がりやすいスクールを入るのいがおすすめです。
最近のスクールはセミナーや体験も充実しているので、一度お話を聞くのは今後の副業収入を上げていく上で必ず役に立つでしょう。
というより、無料だったら参加するべきですね。独学で学んでいる人とクラウドソージングでぶつかった時にどうすれば案件を勝ち取れるかも聞くことができますので。
慣れてきたらワンランク上のクラウドソージングサイトへチャレンジ
初心者向けのクラウドソーシングで実際の仕事に慣れてきたら、もう一つワンランク上のクラウドソーシングサイトもお勧めです。
クラウドワークスと同じ運営会社が提供している「クラウドリンクス」は案件数は少ないものの、本業で使っているスキルをそのまま副業に活かすこと非常に高収入を目指すことができます。
クラウドリンクス|副業・フリーランスのハイクラスマッチングサービス (crowdlinks.jp)
まとめ:クラウドソージングは副業の一歩
副業をすでに始めている人は2023年現在5人に1人というデータがあります。
会社で働いている同僚、先輩、後輩、そのうち何人かは副業をしています。
これからの時代、副業はもっともっと当たり前になっていくでしょう。取り残されない為にも自分の収入を上げる一つの手段としてクラウドソーシングはおススメの仕事です。
ぜひ、本記事を見てチャレンジする人が増えることを願っています。
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