どーしても自分の部屋で快適にゲームがしたい!
在宅勤務が増えるに従って環境整備をしていくと、仕事としての活用だけでなく同じ部屋でFPSもしたいと思うようになったので、Wi-Fi中継器であるTP-LINKのRE600Xを導入してみました。
導入した事で環境がどうなったのかビフォーアフターの実体験も踏まえてレビューします。
もし、皆さんの中で現在のインターネット環境に不満がある。改善したいという事であれば本記事のレビューはとても参考になると思います。(私も不満のある一人だったので)
Wi-Fi中継器とは
家の中で無線を飛ばしてインターネットをしている方はたくさんいると思います。しかしながらスマートフォンやゲーム機、テレビ、スマート家電などWi-Fiを活用する電子機器が数多く登場するにつれて、メインのWi-Fiルーターだけでは部屋の隅々まで届かせる事ができず、Wi-Fiを利用する家電を使うことができなくなって来ました。
そこで、活躍するのがWi-Fi中継器です。
例えば物理的な距離がある1階と2階、密室性の高いトイレや浴室などWi-Fi電波の届きにくい場所でもWi-Fiルーターを使用することで、その名の通り電波を「中継」することができます。
生活空間の端から端までWi-Fi電波を行き届かせ、快適なインターネット生活をするには必須アイテムとも言えます。
わたしのテレワーク部屋
私の部屋の間取りです。元々在宅勤務をするまでは、主に生活している空間はLDKの「ダイニングテーブル」とテレビ前の「ソファー」でした。LDK🔴の部分にソフトバンク光のモデム、Wi-Fiルーターを置いてあります。
LDKの空間で生活をする分には何の不満もないですね。集合住宅なので光速度にはなりませんが、一応そこそこの速度が出ています。
今まで主に生活していたLDKから、仕事とゲームをする際は洋5帖の部屋を専用ルームへと変えたいわけです。そこで問題となるのがインターネット環境でした。
インターネット速度としてはリビングから離れていることもあり、約1/3という結果に。体感でもスマホの電波は1-2本でWi-Fiが途切れて5Gになったりする環境でした。格安シムを使っているので、家にいるときはWi-Fiでないと困る。
購入した中継機
そこで色々調べた中で購入したのはTP-LINKのRE600Xです。安いタイプ(同一メーカー:RE330)も持っていたのですが、オンラインゲーム、特にFPSなんかでは使ってはダメですね。速度が顕著に遅い。
なので、今回は活動部屋を変えるタイミングでWi-Fi中継器を購入しました。
TP-LINK「RE600X/A」
開封すると至ってシンプル。本体にコンセントがあるので、ケーブルもありません。
説明書も読まずに取り敢えず洋室5帖の部屋のコンセントに挿す。
設定方法はアプリから簡単にできました。5分も掛からずに新しいWi-Fi認識してくれます。
肝心のインターネット速度は、、、十分に早い!!流石にリビング(上り74Mbps・下り85Mbps)よりやや弱い結果ですが、誤差の範囲です。ちなみにインターネット速度を測定した時間帯は19時頃で同じ日に同時に行っています。
RE600X/A:4つの特徴
仕様・スペック
製品名 | RE600X/A |
サイズ | 20.4 x 13 x 9.7 cm; 360 g |
消費電力 | 10.8W |
I/F | ギガピットポート×1 |
ボタン | WBSボタン、Resetボタン(初期化) |
アンテナ | 内蔵アンテナ×2 |
ワイヤレス規格 | IEEE 802.11a/n/ac/ax 5GHz, IEEE802.11b/g/n/ax/2.4GHz |
周波数範囲 | 2.4GHz及び5GHz |
信号レート | AX1800規格(5GHz: 1201 Mbps 2.4GHz: 574 Mbps) |
ワイヤレス セキュリティー | WEP,WPA,WPA2,WPA3 |
同梱物 | RE600X本体,説明書各種 |
外観
外観は非常にシンプルでケーブルもありません。白を基調としたデザインで内部アンテナの為、アンテナが出ていない長方形の形となっています。コンセント直差しである為、コードレスで部屋に置いてもスッキリしています。
①wifi中継機として
1つ目の特徴はメイン機能である「中継」になります。冒頭に記載しました、メインルーターから遠い場所、遮蔽物が多い場所はどうしてもWi-Fi電波が弱くなります。より遠くWi-Fi電波を飛ばすために届いて欲しい場所とメインルーターとの中間地点に置くことで、生活空間の隅々まで届くようになります。
こういった中継器は2台設置するような使い方ができるので、家の中でWi-Fiが繋がらない場所は無いといった環境を作ることができます。
②メッシュWi-Fiが便利
一般的に中継器を置いた場合、親機(メインルーター)に負荷が集中することとなります。何台ものデバイスにWi-Fi接続をしてしまうことで結果的に、Wi-Fi電波が行き届いていたとしても通信負荷による速度低下を引き起こす原因になるわけです。
また、このような中継器を置くことのデメリットが「親機と中継器のSSID(アクセスポイント識別名)が異なる」点にあり、結構不便です。何故ならば、部屋を行き来するたびに繋がっているWi-Fiを手動で切り替えないといけないので、面倒なんです。
その手間を省き、自動切り替えしてくれるわけです。
加えてメッシュWi-Fiに対応した製品を追加すること(RE600Xは最大2台まで追加可能)で、電波範囲を広げることができます。
③W-Fi AP(アクセスポイント)
家にLAMポートのあるコンセント(いわゆるマルチメディアコンセント)のある家庭の場合、コンセントにあるLANポートとRE600XのLANポートを有線LANケーブルで繋いで設定をブリッジモードにすると、RE600X単体でアクセスポイントとして使うことができます。(わたしの環境ではマルチメディアコンセントが無かったのでこれはできなかったです。)
④イーサネットコンバーター
私がしたかったのは実はコレ。Wi-Fiが届く範囲が広くなったので、しなくても十分に快適なインターネット生活なのですが、有線LANを本体に挿してPS4とドッキングステーションに繋いでいます。
親機から飛んでくるWi-Fi電波を有線化したかったわけです。普通のゲームやWEB会議程度であれば、無線で十分なのですがラグが致命的なFPS(APEX)をしたかったが為にWi-Fiを有線化してしまいました。
本来の目的は無線対応していない機種にLANケーブルで繋げるための機能がイーサネットコンバーターになります。
RE600XにはLANケーブルが付属していないので、別途用意が必要です。
RE605Xとの違い
RE600Xとよく比較されるRE605Xですが、何が違うのか比較してみました。
RE605Xについては実機を購入していないので、カタログスペック比較になります。
TP-Linkさんレビュー書くので、お願いします笑
製品名 | RE600X | RE605X |
製品画像 | ||
サイズ | 78×36×149 mm | 74×46×124.8 mm |
セキュリティ | WEP, WPA, WPA2, WPA2,WPA3 | WEP, WPA, WPA2, WPA2 |
速度 | 5GHz: 1201 Mbps 2.4GHz: 574 Mbps | 5GHz: 1201 Mbps 2.4GHz: 574 Mbps |
アンテナ | 内蔵アンテナ | 外部アンテナ |
価格 | 1000円程度安い | 1000円程度高い |
大きな違いはないものの、見た目でもはっきりと異なるのは「内蔵アンテナ」と「外部アンテナ」の違いです。外部アンテナの場合、Wi-Fiを繋げたいデバイスの方向に向けることでより、より電波が届きやすくなるメリットがあります。
ただ、TP-Link社は世界シェアNo1を10年以上続けている企業で日本市場というより、グローバル展開を意識した作りになってます。外部アンテナは横に広い住宅には効果的ですが、日本は狭い立地に高さのある家が多いです。そうなるとアンテナは上に向けるわけですが、、まあ邪魔です。
そもそも親機以上のスピードは出ないわけですから、アンテナの違いで劇的にスピードがUPするわけではないので、わたし個人的には外部アンテナよりもスタイリッシュな内部アンテナを好みます。
また、内部アンテナであるRE600XはセキュリティにRE605Xには無いWPA3があるので、セキュリティを気にする方はRE600Xに方が向いています。
どっちが良いかと言われると、敷地面積が広い家はRE605Xですがそれ以外は価格も安いRE600Xをおすすめします。
気になる点
万能な性能を持つRE600Xですが、唯一の欠点があります。
それは部屋が広くて中継機3台以上で繋げた場合、回線が不安定になる点です。(これは実体験ではなく恐縮なのですが、TP-Link公式がQ &Aで答えているので事実だと思います。):TP-LINK公式
ただ、RE600Xの問題ではなく、OneMeshという機能にそのような性質があるためで他の機種でも同様の事例が起きるので、その点だけ注意して導入してもらえればと思います。
3台以上も置ける広い家の方は羨ましい。
まとめ
複数のデバイスを無線運用したい。部屋がいくつかあり、どこの部屋でも安定したインターネット回線を利用したい。
そんなニーズを満たしてくれるのがWi-Fi中継機です。
Wi-Fi中継機の中でも価格、機能面のバランスが取れたTP-Link社のRE600Xはそんなニーズの方にぴったりの商品です。
もし、インターネット回線の速度が遅い、電波が遠いなどといった悩みを持つ方は導入を検討してみて下さい。
世界シェア1位のTP-Link社は流石と言わざるを得ない製品を持ってますね。
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