- ブログの方向性が決まらない
- ブログコンセプトって何?
- どうやって決めたらいいの?
このような悩みの方はいませんか?ブログコンセプトが定まらないと3か月も経つと、ブログで何を書けば良いか迷って手が止まります。
また、現在、直帰率が低い人(読みにきているのに次のページに行かずに帰ってしまう人が多い人)、平均セッション時間が短い人(ブログを読みに来て出ていくまでの時間が短い人)は、今一度コンセプトを考えてもらいたいです。
ちなみに、カテゴリーや記事数にもよりますがブロガー全体の平均直帰率は65-90%で、平均セッション時間は1分30秒と言われています。直帰率が低く、平均セッション時間が長い人はブログの質が高いとも取れます。
あなたのブログはどうでしたか?
本記事を最後まで読む事で、ブログ運営に迷いがなくなり、SEO(検索順位対策)にとってプラスに働きます。是非、一度読んでみてください。
ブログコンセプトとは
ブログコンセプトとは一言と表すと「ブログの方向性」です。あなたが発信するメディア情報は誰に対して届けようとしている情報かということになります。
ブログコンセプト:企業理念とブロガーは同じ
さて、ここで問題です。ここに10個の企業のコーポレートスローガンを載せます。なんの企業かわかりますか?
①「カラダにピース」
②「NO MUSIC NO LIFE」
③「お口の恋人」
④「お、お値段以上。ニトリ」
⑸「まだ、ここに無い、出会い」
⑥「今日を愛する」
⑦「あったらいいなをカタチにする」
⑧「地図に残る仕事。」
⑨「一瞬も一生も美しく」
⑩「ココロも満タンに、コスモ石油」
何個か簡単なのありましたが、わかりましたでしょうか?
これらは企業が社会に対して発信している「コーポレートメッセージ」です。昔風に行くと、企業理念をより消費者に伝えるためにメッセージ性を高めたモノです。現代では「Purpose(パーパス)」とする会社のほうが多いかもです。
「Purpose」を直訳すると存在意義ですが、その会社で働く人に対しては「わたしたち(企業)はなんのために存在しているのか(活動しているのか)」ということをしっかりと軸を持つために設定しているわけです。
ではブロガーはどうでしょうか?あなたのブログはどういったメッセージを出していますか?
「何のために私のブログは存在しているのか?」
今一度立ち返ってみてください。またブログを始めようとした動機も一緒に考えてみてください。
ここでブログを始めた動機の例を挙げてみます。
副業として収益を得るため
面白そうで趣味にしたいため
日記をつけたいため
社会に対して発信したいため
どれも正解ですよね。間違いなんて一つもなく、どれも魅力のある動機です。
しかしながら、日記をつけたいのが動機であれば自己発信の場として好きに書いてもいいと思います。もしあなたが副業として収益を得るためであれば、ココから先は貴方のブログに来てくれる人の数(PV数)を増やす必要があります。
そこで必要となるのがコンセプトです。
企業はPurpose(パーパス)を軸にして事業計画を練り、サービスを提供しているわけですが、ブロガーも同じで「コンセプト」を軸にしてカテゴリーを作り、記事を提供するわけです。
コンセプト(軸)が無いと、ブログの方向性が定まりません。「お、お値段以上、ニトリ」が急に高級路線に走ったり、人材派遣などに舵をきったりしないのは、軸がしっかりしているからです。
ペルソナ(顧客は誰か)を考える
このおじさん、だれかわかりますか?少し前に流行った経営学の神と呼ばれていたピーター・ドラッカーです。
『顧客は誰か』
ドラッカーおじさんがめちゃくちゃ乱発する言葉です。
この本で有名になったかもしれません。読んだ事ない方は、参考になるので是非読んでみて下さい。
同じような意味合いでよくブログ界隈では「一人の人に向けた記事を書け」と言われます。
正直言い過ぎですが、あながち間違っていません。ペルソナの1人に向けた記事を書けって意味ですから。
ペルソナはマーケティング用語でサービスや商品の典型的なユーザー像(仮想顧客)を指します。
似た言葉に「ターゲット」という言葉がありますが、中身は全く違います。
年齢:20〜30代
性別:女性
属性:専業主婦
子供:あり
料理好き
年齢:27歳
性別:女性
属性:専業主婦
家族構成:30代夫と娘(3歳)
外食よりも友達を呼んでパーティが好き。その時に料理をするネタを常に探している。ツイッターに作った料理の写真をあげている。インスタグラムはやっていない。
違いがわかりましたでしょうか。どっちの悩みが明確に出てきそうですかね?
ペルソナは「どこの誰が何に困っている」と言うことを仮想で想定するところから始まります。ただの顧客属性はターゲットになるわけです。
20代男性の会社員をターゲットにブログをしてます!
この設定の仕方は間違いということです。
自分のブログを見に来るペルソナは誰か想像できましたか?
ちなみに私のペルソナは「在宅勤務・テレワーク・在宅ワーク」と言うキーワードに対して複数のペルソナ設定をしています。
どうやってペルソナを決めるのか?
まず相手を知る前に自分を知る必要があります。最も簡単な方法は自分をペルソナにすることです。自分のことは自分が一番わかってる。
あなたは今、何をしようとして何に困っていますか?
ネットで検索をかける時、なんでそのキーワードで検索をしたんですか?
過去人生の中で困ったことはなんですか?
ペルソナは身近にたくさんヒントが転がっています。
Twitterをやっている人なら、困っている人のツイートがペルソナになり得るヒントです。
この方は検索で「どうしたらいい」で最初に上がってた人です。もう、思いっきり困ってらっしゃいます。これを改善できる方法を記事に書くと、この方にとって、今まさに欲しい情報となるわけです。
もう一度考えてみて下さい。
あなたのブログは誰の悩みや困りごとを解決しようとしていますか?
個別の記事のことではありません。ブログ全体を通して、どんな価値を提供できるか?ということです。
その価値がコンセプトです。
その価値がヒットする人が多ければ多いほどライバルも多ければ読みにくる人も多いワードになります。
なので、「お金・健康・投資」等の全人類が困っているワードは検索エンジンが企業で埋め尽くされるほどライバルが多いわけです。
コンセプトが決まらない人の原因
コンセプトが決まっていない人はたくさんいます。大体が下記理由にあると考えています。
・とりあえずはじめてみた。
・ペルソナが明確でない。
・自分の書きたいジャンルが決まっていない
副業としてPV数を稼ぐんだという方はまず、今ご自身が運営しているブログの中で何がペルソナにあたるのかを考えてみて下さい。
コンセプトを決めるおすすめの方法
コンセプトが重要なのはわかったけど、どうやって決めたらいいかわからないって方におすすめの方法があります。
私は◯◯のテーマのブログで△△な人の悩みを解決する!
このように言語化することです。ここがはっきりと言えないとコンセプトがグラグラしている事になります。
また自分の興味のある・得意としている趣味・分野・仕事・遊び等はなんでしょうか。一つはあるはずです。その中からペルソナを設定して何を解決するかのコンセプトを決めるのが早いですし、継続もしやすいです。
そうすることで、自分が運営するブログのコンセプトはこれだ!と見えてくるはずです。
雑記ブログはコンセプトがグラグラしてるのか?
ここまで読んでくださった方には「じゃあ特化ブログは一貫性あるしコンセプトしっかりしてるよね。雑記ブログはダメなんじゃ無い?という疑問を持つ方もおられると思います。
それはNOです。
何をもって雑記というのかという定義にもよりますが、集客が上手なブロガーは必ず雑記の中にもコンセプトを持っています。
テーマの一貫性が無い
日記のようになっている
あなたの感想がメイン
テーマが3-4個
記事にメッセージ性がある
感想+提案
良い雑記ブログと悪い雑記ブログの例
例えば、下記のような記事は悪い雑記ブログでしょうか?良い雑記ブログでしょうか?
1つ目はこちら
1記事目:おすすめ居酒屋〇選
2記事目:子育てで困ったこと
3記事目:最近ハマったお菓子について
どうですか?次、2つ目いきます。
1記事目:同棲して良かったと思うこと〇選
2記事目:副業を考えているのだが、これがおすすめだった
3記事目:〇〇ニュースで私の生活は一変した
どちらにコンセプトがあるかわかりますか?タイトルだけ見てればどちらも一貫性は無く雑記のように見えます。
2枚目のペルソナは「同棲を検討しているカップルが、同棲後の生活をイメージするために検索をする」で設定しています。
記事を書く時は「同棲すると、どんな困る事、良い事があるのかな?」と疑問を持った読者が見にくる事を想定して、記事のタイトルを広げていくよ!
1記事目:同棲して良かったと思うこと〇選←同棲後をイメージ
2記事目:副業を考えているのだが、これがおすすめだった←同棲後のお金をイメージ
3記事目:〇〇ニュースで私の生活は一変した←同棲中のトラブルをイメージ
ここではシンプルに表現していますが、記事に落とし込む際は彼女側なのか彼氏側なのか。20代なのか40代なのか。2人合わせての年収はいくらなのか。と細かく設定してあげると、より刺さる内容の記事に変わります。
では逆に1つ目はどうでしょうか?
1記事目:おすすめ居酒屋〇選
2記事目:子育てで困ったこと
3記事目:最近ハマったお菓子について
何もペルソナを考えずに適当にタイトルだけ考えてみました。この3つの記事に関連性や誰の悩みを解決しているかイメージできましたか?
どちらかと言うと1つ目は日記に近く感じます。
何に困って自分のブログを見に来るか。それを意識すると一見して雑記ブログのように見えてもコンセプトがあるとブレません。
ブログコンセプトが決まらない人が意識すべき考え方
①ブログタイトルの決め方
あなたがブログを作ろうと思ったとき、まずはペルソナを設定しコンセプトを考えてください。そうすることで、どんなメッセージ性をブログタイトルに持たすことができるか?という観点で決めていけると思います。
同棲やってみま専科
上記(例)のブログタイトルはダジャレですが、同棲してみようかなって人に刺さるワードに敢えてすることで、一目見た際にわかりやすいメッセージ性を持たせてみました。
ブログタイトルは今後ずっと付き合っていくことになるので、愛着のあるものがいいですね!
②カテゴリーの数を意識する
ここで質問です!今、あなたのブログのカテゴリーの数は何個ありますか?
あなたのブログでカテゴリーが10個以上ある人は見直し推奨です。
人がブログに訪れて、一度に認識できるのは5~9個が限度でそれ以上はキャパオーバーと言われています。理想は3~4個に抑える。それ以上のカテゴリーを作る際は、そのカテゴリーにどんなメッセージ性があるか、MECEかどうかを意識してください。
下記に悪い例を置いておきます。
①同棲リアル生活
②同棲グッズ紹介
③同棲でのお金
④同棲良かったシリーズ
⑤同棲悪かったシリーズ
⑥デートの話
⑦両親との関わり
⑧インテリア
それぞれのカテゴリーはMECEですか?①の中に何個か入れれませんか?子カテゴリーやタブを使うことで細分化はできます。トップに置くカテゴリーはユーザーが見やすいようにシンプルにした方がユーザビリテイ(利便性)が高いです。
例えば、上の例をこんな感じにまとめてしまいます。
①同棲生活のススメ
②同棲生活グッズ
③同棲生活お財布事情
④同棲生活リアル日誌
どうですか?
トップページに8個カテゴリーがあるのと、上の4つだとどっちがクリックしやすいですか?
こちらの記事にもっと詳しく書いてますので、よければどうぞ。
③記事タイトルの決め方
よくキーワード選定をしましょうと言われると思いますが、まずその前にしてほしいことは「誰の悩みを解決しよう」としている記事にするかです。
何回も書きますが、ペルソナ設定が最も重要です。ここで言うペルソナはブログ全体のペルソナではなく、記事ごとに異なるペルソナを指しています。通常、投稿する記事のペルソナはブログ全体のペルソナよりも、もっと具体的である必要があります。
記事の誰のどんな悩みを解決する記事を書くとしているか、キーワード選定はそのペルソナに刺さる表現かどうかの次のステップになります。
ステップとしては下記の例を参考にしてみましょう。
【書きたい記事】
同棲中のデートは家の中ばかりで外に行く機会はないのか?
【ペルソナ設定】
これから同棲を考えているカップルだが、自分は旅行が好き。同棲をきっかけに旅行や外出デートの回数が減るか心配している人。
【キーワード選定】
安心・同棲・カップル・旅行・外出デート・減る・今後・おうちデート など
【ライバルブログの調査】
ラッコキーワードなどで検索ワード、ボリュームを確認する
【記事タイトルの決定】
同棲中〇〇に気を付ければ、おうちデートばかりを避けれる方法
同棲はおうちデートばかり?リアル同棲カップルが語るデート事情
この一連の流れの順番が重要で、書きたい内容を全面に出すだけの記事はひとりよがりの日記と同じです。
ラッコキーワードの使い方については以下の記事を参考にしてください。
④記事とブログの類似性を考える
最後は記事の類似性を考えましょう。ここでも、考えるべきはコンセプトです。
こんな記事を書きたい!と思ったら、一度ご自身を客観視して、その記事はブログのコンセプトに沿った記事の内容かどうかを自問自答するわけです。
ご自身のブログコンセプトに沿ってない記事は総じて類似性が低いです。そのような記事が乱立すると、このブログは何を取り上げてるブログなんだろうと読者も迷子になります。
読者が迷子にならないように、私のブログは〇〇を解決します!というコンセプトを大事にして記事の内容を決めていきましょう。
記事本文のレベル感を合わせる
本記事でわたしは「ペルソナ」を連呼してきました。
あなたはこの記事を読むまで「ペルソナ」と言うワードを知ってましたでしょうか?(知っている方はスルーで)
私の本記事のペルソナ(読者)の想定は「ペルソナ」を知らないレベルにして書いています。もし知らない人が冒頭からペルソナペルソナペルソナ・・・と連呼されてたらどうですか?
よくわからんから別の記事にしよ!って思わないでしょうか?
同じことはどんな記事でも起こり得ます。
業界用語を使うなー怒
つまりそう言うことです。
記事を書く前にその記事のペルソナ設定をしっかりしていれば、どんな人が何の為に私の記事に読みにくるか想定することができます。
あなたにとっての常識でも他の人にとっては難しいのです。
逆に、医者が見に来ると想定したブログを運営している場合、一般人が読みにくるレベルで記事を書くと説明が多く、読みづらい記事となってしまうわけです。
あなたの想定するペルソナに記事のレベルを合わせることで、最後まで読んでくれる可能性が上がります。
まとめ:自分に合ったブログで情報発信するのがベター
いかがだったでしょうか。コンセプトの重要性が少しでも腹に落ちて頂けたら幸いです。
ちなみに、この記事のペルソナはここまで読んでくださったあなたです。
ご自身の人生観・経験・興味度合いなど、似たようなコンセプトがあっても、完全に一緒になるコンセプトはありません。
それがあなたの「ブログらしさ」であり、「読みたいって思う魅力」になるわけですから。
おさらいしてみますね!
- コンセプトの重要性
- ペルソナを意識
- 記事の内容はコンセプトに沿った形
- カテゴリーを乱立しない
- 記事タイトルは何を解決するかを明確に
- 記事ごとにペルソナは異なる
- 記事のレベル感をペルソナに合わせる
ここで告知!
ココナラでアドバイザーを始めました。本記事で分からなかったことや相談したいことがあれば是非w
その辺のnoteノウハウよりよっぽど親身にお応えできる自信ありますw
自分でブログコンセプトが決めれない人はどうしたらいい?
この記事を読んでも、まだ難しいと感じる方はブログスクールである「Withマーケ」の無料相談会を受講すると良いでしょう。
1回限りですが、ブログコンセプト、ブログジャンルの相談を個人ブログ実績5,000万円を誇る代表が運営するWithマーケが相談に乗ってくれます。
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以下に「Withマーケとは?」「相談会(無料体験レッスン)とは?」の記事を執筆していますので参考にしてみてください。
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