重い。重すぎる。
どーも出社と在宅勤務のハイブリッド勤務形態なオタくん(@tachann3)です。
在宅の時はいいんです。出社の時に感じるカバンの重み。ノートパソコンって重いです。
会社から支給されてるノートパソコンはレノボ社の「Think pad T14S Gen2」なのですが、こいつを置いていくわけにはいかない。なんとか荷物を軽くしたく、ケーブルが長い・重いの付属の充電器を「Anker 735 charger」に変えたのでレビューしてみます。
結論から言うと、最高です。
- 非常にコンパクトで軽量
- 自動で電力配分
- MacBook Air、iPhone 14、AirPodsを同時充電可能なスペック
- 価格が高い
仕様・スペック
Anker 735 chargerはAnker社のGanPrimeシリーズの1つとしてラインナップされている製品です。最大の特徴は軽量ながらも最大65WのUSB-Cポートを2つ、最大22.5WのUSB-Aポートを1つ搭載しており同時急速充電が可能な点にあります。
高出力、同時充電が可能ながらもコンパクトで普段使いから持ち出して使うなど、幅広いシーンで活用できる充電器です。
まさに軽量級の万能選手!
外観・サイズ・重量
外観はマット調のシンプルなデザインで、側面にANKER・GenPrimeの文字が印字されています。
プラグは折り畳み式を採用しており、持ち運びに便利。またプラグの反対側はUSB-Cポートが2つ、USB-Aポートが1つあります。
サイズは約66mm×38mm×29mmと非常にコンパクト。この小ささで最大65Wに対応するのですから驚きです。
重さは公表では約132gとなっていますが、実測すると127gであったため公表の値は幅を取って記載しているのかもしれませんね。
カタログスペック
製品名 | Anker 735 Charger |
製品デザイン | |
カラー展開 | ブラック / ホワイト / ゴールド |
サイズ | 約 66 × 38 × 29 mm |
重さ | 約 132 g |
PowerIQ対応 | PowerIQ 4.0対応 |
ポート数 | USB-C×2 USB-A×1 |
最大出力 | 65W |
出力:USB-Cポート | 最大65W |
出力:USB-Aポート | 最大22.5W 複数ポート利用:12.5W |
同梱物 | 製品本体、取り扱い説明書 |
Anker GanpPrime搭載
GanPrimeってなんだろうって最初思いました。最近のノートパソコンにも採用されてきている電池ですね。Gan(窒素ガリウム)の略で、窒素ガリウムを採用したブランドがGanPrimeです。
GanPrimeでは電源ICの分散配置や内部の最適化によって非常に小型化を実現できるようになりました。
PowerIQ4.0とは
Ankerの独自技術で、PowerIQは接続されたデバイスを認識し、最適な電力配分を自動で行うシステムのことを指します。PowerIQ3.0と4.0はともに、最大100W以上の高出力にも対応していますが、PowerIQ4.0は3.0には無い、「Dynamic Power Distribusion」という新機能が搭載されてます。
またよくわからん横文字が・・・
公式の説明によると、各USB-Cポートで必要な電力を電源ICが毎秒感知し、接続された機器がその時に必要な電力に合わせて供給電力を調整することを可能にした技術です。同時充電をより効率化したよって意味ですね。
Active Shield 2.0搭載
AnkerのGanPrimeは充電性能だけでなく、安全性についても向上を図っています。その結果できた機能が「Active Shield2.0」です。
充電器・バッテリーは使っているうちに発熱をして、危険と言われることもありますよね。この新機能では温度監視の頻度が1秒間に35回と従来よりも大幅にアップ。
電流や電圧の負荷が大きくなり、発熱が感知されると自動的に調整を行い、温度上昇を防止する仕組みとなっています。
発熱したらいつも充電やめてたから、これは便利かも。
他の充電器との違い
Anker 他製品との比較
製品名 | 735 Charger GaNPrime 65W | 737 Charger GaNPrime 120W | PowerPort III 3-Port 65W Pod | 733 Power Bank GaNPrime PowerCore 65W |
デザイン | ||||
サイズ | 約 66 × 38 × 29 mm | 約 80 × 43 × 32 mm | 約 38 x 29 x 66 mm | 約 111 × 63 × 31 mm |
重さ | 約 132 g | 約 187 g | 約130g | 約 320 g |
PowerIQ対応 | PowerIQ 4.0対応 | PowerIQ 4.0対応 | PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応 | PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応 |
ポート数 | USB-C×2 USB-A×1 | USB-C×2 USB-A×1 | USB-C×2 USB-A×1 | USB-C×2 USB-A×1 |
最大出力 | 65W | 120W | 65W | 65W |
USB-C出力 | 最大65W | 最大100W | 最大65W 2ポート利用:45W 3ポート利用:40W | 最大65W バッテリー時:30W |
USB-A出力 | 最大22.5W 複数ポート利用:12.5W | 最大22.5W | 最大22.5W 複数ポート利用: 12.5W | 最大22.5W |
PD対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
バッテリー | – | – | – | 10000mAh |
735 Chargerと737 Chargerの違いは出力の大きさくらいで、ほとんど同じ仕様になっています。同時に何を充電・給電するか利用シーンで異なりそうです。
またGanPrimeシリーズでは無いものの、似ている製品に「PowerPort III 3-Port 65W」があります。すごいややこしいのが、サイズ・最大出力・搭載USBポート数とどれも同じです。
唯一違う点は同時充電した際の電力配分の仕方が異なる点になります。735 Chargerの同時充電は2ポート使用時は合算で最大65Wまで対応しているのに対して、PowerPort III 3-Port 65Wは上部USB-Cポートが45W、下部USB-Cポートが最大20Wとなります。同じUSB-Cポートでも対応できる電力が異なります。
その点、735 Chargerは同時充電の場合においても何も考えずに空いている穴に挿しとけば、最大65Wの範囲内で勝手に配分してくれます。いちいち使用するデバイスの消費電力を確認しなくて良いのは楽ですね。
最後に735 Chargerと733 Power Bank PowerCore 65Wの違いになります。見た目からも分かるようにサイズが大きくなっています。上記に出てきた製品にはない、モバイルバッテリーとしての役割を持っているからです。
充電器として使用する場合のスペックは735 Chargerとほぼ同じですが、モバイルバッテリーとして使用する場合は最大30Wとノートパソコンを使用しながら充電をする用途では難しくなります。(ノートPCをOFFにしていれば行けると思いますが、PCを使用しながらだとバッテリーは回復しないと思われます)
上記の比較表の製品はPowerPort III 3-Port 65W Podを除けばは全てGanPrimeシリーズですが、このシリーズの製品は購入から無条件で24ヶ月の保証が無料でつきます。また、Anker Japan公式サイトの会員になると、30ヶ月へと自動延長してくれます。
レビュー:わたしの使い方
軽量:出張に便利
私が735 Chargerを購入した理由は、軽量だからです。
Lenovo純正ACアダプターと比較しても歴然です。
在宅勤務と出社が半々くらいの働き方をしていると、常にカバン(私はリュック)にノートPCを入れて歩いてます。重いし、肩が痛いしでなんとかしたい。そんな思いからAnkerの軽量充電器を探していました。
充電性能:これ一つで充電可能
これ一つで、MacBook Air、iPhone 14、AirPodsを同時充電できてしまう優れモノ。
私はThink pad T14S Gen2とiphoneSE3を大体同時に充電しています。何個も充電器を持ち歩く生活は今の世の中古くなってきているんですね。すべてのデバイスUSB-Cに統一されればいいのに。
電力配分:自動で最適なW数に
デバイスの種類によって、挿す場所を考えるのが面倒なのでとりあえず、PowerPort III 3-Port 65Wではなく735 Chargerを購入しました。家にはMacBookPro、MacBookAir、タブレット・・・デバイスにまみれてます。
「何も考えずに」ってのがいいですよね。
また、他のAnker製品も共通ではありますが、最大65W出力もあるので、 一般的な5W出力の充電器に比べて、iPhoneへ最大3倍速く充電できるらしいです。(※iPhone 14を0%から50%まで充電した場合での比較。充電時間はAnker調べ)
速く充電できるってのは素晴らしい。
USB-CケーブルはAnker PowerLine Ⅲ Flow
一緒に購入したUSB-Cケーブル(両端がCになってます)で使用してます。このケーブルも中々いいですよ。まず触り心地が良いのと、柔らかくて頑丈です。
もし両端タイプCのUSBケーブル探していたら、これを迷わず買えば幸せになると思います。
まとめ:コスパは良くないが、出張用途で◎
充電器はAnker社だけじゃなく、いろんなメーカーが提供していますが、Ankerは日本でも人気のある安心のブランドですよね。735 Charger GaNPrime 65Wの価格が7,990円と充電器にかける金額としてはやや高いですが、毎日背負うバッグのことを思えばアリと思います。
出張やテレワークが頻繁にあり、パソコンを持ち歩く機会が多い方にぜひおススメしたいガジェットです。
PowerPort III 3-Port 65Wは価格が1,000円安いので、高いと思う人は使用用途に応じてこちらも検討してみては如何でしょうか。
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